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回答者:佐藤裕一(回答する記者団) 東京労働局がリストを開示したが企業名はスミ塗り厚労省は過労死・過労自殺認定のあった企業数を「把握していない」合法的な手段で行政から過労死・過労自殺認定のあった事業場名を入手することはできない。厚労省の担当部署によると「脳・心臓疾患等」「精神障害等」の労災認定のあった事業場名を公表は検討されたことがなく、検討する予定もなく、公表する規則もない。
渡邉正裕さま ご依頼のあった開示請求について報告します。結論から申し上げますと、「脳・心臓疾患等」「精神障害等」の労災認定のあった事業場名は「個人に関する情報」であることを理由にすべて不開示になり、同じ目的で別の文書を開示請求しても扱いは変わらないとの話(東京労働局)だったため、合法的な手段で行政から事業場名を入手することはできません。就職活動をする学生が志望する企業で起きた労災のことを知りたい場合でも、行政ルートを利用することは不可能です。 採用内定取消しを行った企業の99・5%が非公表であるとしても、厚生労働省は2009年3月、内定を取消した404社のうち2社を公表しました。しかしながら厚労省の担当部署によると、「脳・心臓疾患等」「精神障害等」の労災認定のあった事業場名を公表することはこれまで検討されたことがなく、今後検討する予定もなく、公表する規則もないそうです。さらに、採用内定を取消した企業数は厚生労働省本省から公表されていますが、同じ厚生労働省本省であっても、労災認定のあった事業場の数は把握していないとのことです。 なお、過労死は「脳・心臓疾患等」に、過労自殺は「精神障害等」に含まれていますが、開示を受けた文書では生死の別は明らかにされていません。 全国の労働局に請求すると手数料は14万円を超える今回、2003年度から2007年度の5年間を対象に、「脳・心臓疾患等」「精神障害等」の労災認定のあった事業場名を開示して欲しいと厚生労働省本省に開示請求を出したところ、「労働基準監督署で個別の事業場名を管理していますが、本省には事業場名まで報告は上がってきていません。監督署から記者発表のための数字だけ出してもらっている状況」(厚生労働省労働基準局労災補償部補償課職業病認定対策室クワバラさん、電03-5253-1111内線5569)との連絡があり、本省への開示請求を取り下げました。まずこの段階で、平成19年度に全国で労災認定のあった「脳・心臓疾患等」392件と精神障害等」268件を、本省への請求だけで知ることができなくなりました。これが1月中旬です。 このときクワバラさんからは、開示請求する機関は各地の労働局であるとの助言を受けましたので、2009年1月16日付けで東京労働局に対して同様の請求を出しました。47都道府県の労働局から東京労働局を選んだのは、2007年度の労災認定件数が「脳・心臓疾患等」60件(2位は大阪府で46件)、「精神障害等」50件(2位は神奈川県で26件)とも全国最多だったからです。また、全国の労働局に対して請求すると、14万円を超える開示請求手数料がかかることがわかったからです。 本文、表、リストなど約10000字のうち約1100字を表示しています。これより先は会員のみ閲覧できます。会員はフルサイズの画像を見ることができます。会員の方はログインしてください。まだ会員でない方は会員登録を済ませてください。 | ||
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